
豊かな想像力と
多様な経験が集まる組織で
未来の社会を共にソウゾウする
第一公共事業本部
モビリティ&レジリエンス 事業部長
大木島 航
01手がけるのは「ミッションクリティカル」なシステム
私たちモビリティ&レジリエンス事業部は、その名が示す通り、「モビリティ」と「レジリエンス」を事業分野としています。
「モビリティ」分野では、主に航空管制のような人命に関わるシステムや自動車の登録や車検に関連したシステムを提供しており、国民の生活に密接に関連した活動をしています。
一方、「レジリエンス」分野では、我が国の安全保障を支える重要なシステムや地方自治体様や民間事業者様が使う防災システムなどを手掛けており、外的脅威や災害から国民の皆様の命や安全を守る役目を担っています。
どちらの事業分野においても、人々が安心して生活できる環境を整える上で必要不可欠となる「ミッションクリティカル」なシステムを提供しているのが当事業部なのです。
お取引先は国土交通省様や防衛省様、各地方自治体などの官公庁が中心です。
また、当事業部には380名を超えるプロパー社員がおり、共にシステム開発などを行うビジネスパートナーさんも含めると全体では1,000名を超える非常に大きな組織です。

02新たな強み“「提案・提言型」事業スタイル”の獲得
私たちの事業部の強みは、長年の経験で培ってきたモノづくりの力と、作り上げたシステムを確実かつ安定して運用する力にあります。私は、これに満足せず、新しい強みを作り上げたいと思っています。
我々のように、官公庁相手のお仕事については、「お客様から提示された仕様に合ったシステムを開発し、納品する」という、いわゆる伝統的な受託型ビジネスをイメージする方も多いと思います。もちろん、実際にそうした案件も少なくはありません。
一方で、VUCA(不確実性や変動性が高い状況)の時代といわれて久しいですが、近年のような、事業環境の変化や技術の進化が激しい社会において、我々のお客様は、「ともに仕組みを考えてくれるパートナー」を求めています。我々は、そのようなお客様の事業パートナーになるべく、「提案・提言型」の事業スタイルへ転換していく必要があります。
すでに、現場ではそのような取り組みを推進してくれています。
ほんの一例ですが、航空管制のシステム開発の現場では、お客様からの改善要望への対応にとどまるのではなく、我々自らが、航空管制システムのエンドユーザにあたる現場の管制官を訪問し、インタビューを行うことで、現場が真に求めている機能や操作性を明らかにし、より良い仕組みを提言・提案する活動を行っています。
私は、このような「提案・提言型」の活動を積極的に行い、事業部の基本動作(新たな強み)としていきたいと考えています。

03環境変化を捉えた未来志向での新たな事業創出
我々の事業領域では、今後、大きな変化があると考えています。
空の世界では、「ドローン」や「空飛ぶクルマ」といった低高度の空域を利用した飛行体が飛び交う社会が将来的にやってくるでしょう。一方で、陸の世界では、あらたなクルマの形として採用が拡大する「SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)」がカギを握ってくると思います。
また、防衛領域を中心に、宇宙空間(衛星)を活用した新しい価値の創出も期待されています。
これらの変化に対して、我々のお客様である国や自治体などの官側では、規制や制度を考える必要が生じます。一方で、民間側では、これらの変化を活用した新たな価値創出を目指す動きが活発化すると考えます。
我々は、官民それぞれへのアプローチを行い、新たな事業創出を行うことはもちろん、官と民をつないだ官民連携による新しい価値の創出につなげていきたいと考えています。
また、事業環境や生活環境の変化によって、さまざまな社会課題が出てきています。ドライバー不足、ドライバーの労働時間制限を受けた物流供給能力の不足(物流2024問題)などは、まさに環境変化による社会課題です。物流の問題に対しては、いくつかの事業パートナーとの共創による新しい物流システムの構築を検討しています。
このように、環境の変化の中では、未来志向で5年先、10年先の社会を想像しながら、新しい価値を生み出していくことが重要だと考えます。

04未来を逆算できる想像力が、社会を変える
こうした5年先、10年先の未来の社会を描いていくにあたり、昨今の変化の激しい世の中において、今の延長線で(フォーキャストで)未来を考えてしまうと、革新的な発想は出てきません。
未来を現在とはいったん切り離し、「5年先、10年先の社会はどうなっているのか?」あるいは、「どうなっているべきなのか?」を想像し、それを実現するにはどうすればいいかをバックキャストで考えることが重要だと思います。
私は、大きな変化を起こすには、“ホラ”を吹くことが大事だと思っています。
一見、“無理だと思えるくらいの、まだ誰も見たことのない未来”を敢えて口にすることで、世の中を動かすことができるし、組織に挑戦するエネルギーが生まれると考えています。
未来の社会のために“ホラ”を吹きながら、世の中を、会社を動かす、そんな資質を持つ人財こそが、これからのモビリティ&レジリエンス事業部には必要だと考えています。
05多様な経験、異なる視点が組織の未来を切り拓く
私は、だれもが同じような経験や考え方をしているような均質的な組織からは、意外なアイデアや斬新な発想は生まれないと思っています。
外の世界で経験を積まれた方は、ご自身の経験・知識に加えて、仕事に対する考え方や進め方など、当社社員とは異なる価値観をお持ちだと思います。そうしたさまざまな経験や価値観を持つ方が集まり、その知見を結集することで、NTTデータという会社がさらに強くなると思っています。
ひょっとしたら、「自分の知識や経験がNTTデータで本当に価値を発揮できるのか」という不安や、「ITの経験がないけれど大丈夫だろうか」といった懸念をお持ちかもしれませんが、安心してください。NTTデータは、業界経験やITのバックグラウンドの有無に関わらず、個々の力を最大限に活かし、さらにそれを高めていく環境を提供しています。
特に当事業部では、一体感のある組織文化のもとで、立場に関係なく率直に意見を交換できる風土があります。
挑戦したいという意志を持つ方には、全力でサポートしていきますので、自分の「可能性」を信じてご応募ください。
A word to recruiters

求職者(キャリア採用社員)に向けて
私たちが手がけているのは「未来の社会を作る仕事」です。一見、“無理だと思えるくらいの、まだ誰も見たことのない未来”を本気で想像し、その未来を実現するための仕組みを考え、しっかりと創造する。
この一連の活動の結果として、社会を変え、未来を作ることができる。
そんな活動が、NTTデータであればできます。
そして、モビリティ&レジリエンス事業部には、「社会や世の中、世界を変えたい。」「未来の社会を作りたい。」、そんな情熱を持ったメンバーが沢山います。
当社のメンバーに負けないくらい、熱い情熱を持って、一緒に未来の社会を作る仕事に真剣に取り組んでいただける方のご応募をお待ちしています。