
レガシーと革新
他業界での経験を活かし
新しい時代のシステムを
第一公共事業本部
モビリティ&レジリエンス 事業部長
山口 政嗣
01「ミッションクリティカル」なシステムを提供
モビリティ&レジリエンス事業部は、その名の通りモビリティを専門にしてきた部門とレジリエンスを専門にする部門が統合されてできた事業部です。
「モビリティ」は乗り物や人の移動を表す言葉で、主に航空管制のような人命に関わるシステムや自動車の登録や車検といった生活に密接したシステムなどを提供しています。
一方、「レジリエンス」とは「復元力」や「回復力」を意味していて、国防・防災に関わるシステムを開発し、外的な脅威や災害に備えて国民の皆様の命や安全を守る役目を担っています。
まさに人々が安心して生活できる環境を整える上で必要不可欠となる「ミッションクリティカル」なシステムを提供しているのが当事業部なのです。
お取引先は国土交通省様や防衛省様、各地方自治体などの官公庁が中心です。また、当事業部には360名ほどのプロパー社員がおり、共にシステム開発などを行うビジネスパートナーさんも含めると全体では1,000名ほどの大きな組織となります。

02人々を守る「責任ある仕事」
航空管制の領域では、航空管制官が使用するシステムを開発しています。地図上に航空機の現在位置や速度・高度などが表示される画面をイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。レーダーなどから取得した航空機の位置情報をリアルタイムに正確に表示するシステムで、まさに人命に関わる重要な社会インフラです。
また、2023年1月より、自動車の車検証が半分のサイズになりICタグが埋め込まれるようになりましたが、その開発に携わったのも我々です。これにより、一部の手続きが簡略化され、さらに今後、ICタグに情報が付加されることで新たな活用が期待されています。
一方、レジリエンス部門では、防衛省様が使う重要なシステムの開発を担っているほか、自治体が使う防災システムなども手掛けています。また、自治体が発出する避難勧告などの情報を、テレビをはじめとしたメディアに伝達するプラットフォームの運用を担っており、その実績を活かして、現在インドネシアで同じ仕組みのプラットフォームを開発するなど、国内事業だけでなく海外にも活躍の場が広がっています。
そんなモビリティ部門とレジリエンス部門の統合によって、単に扱う領域が増えただけでなく、事業部内での相乗効果が生まれています。
例えば、航空管制の技術を活用し、災害時にドローンを自動で飛行させ被災状況を撮影するという、モビリティ部門のドローンチームとレジリエンス部門の防災チームが連携したビジネスも出てきています。これからさらに組織間が連携していく中で、新しい事業領域を生み出していきたいと考えています。

03レガシーと革新
社会の重要な役割を担うシステムを扱っているが故に「絶対にトラブルを起こしてはいけない」「確実にシステムを作っていこう」という徹底した「守り」の意識があるのと同時に、「新しい技術をどんどん入れて社会実装していくんだ!」という革新的な側面の両面を持っています。
レガシーと言われる長年培ってきた技術や文化を引き継ぎながら、時代の最先端を行く新技術を取り入れ、それらをしっかり開発に落とし込んで作り上げていく。そんなチャレンジ精神旺盛な気風があるのも当事業部ならではの特徴だと思います。
キャリア採用の方は「NTTデータは歴史のある会社だから中途は活躍しづらいのではないか」「今までと違うことを言ったら嫌がられるのではないか」という不安を抱くかもしれません。
ですが、むしろ新しい風を吹かせてくれることは大歓迎。長く働いてきた社員にとっては当たり前になってしまっていることも多いので、いろいろな気づきを与えてくれる存在になってくれたら嬉しいです。

04事業部が目指す「組織の形」
当事業部ではメンバー1人ひとりを大切にしているので、歩むキャリアも多様です。将来のキャリアパスを見据え、対話をしながらキャリアについて考える時間を定期的に持つようにしています。
それぞれの目標を実現するために具体的にどんなサポートができるのか、共に考えることで納得感のあるキャリア形成を目指しています。
また、業務に活かせる知識や経験を積極的に吸収しようとする意欲的な社員も多く、普段の業務では触れることがないような技術でも自発的に学んだり、それを披露・共有するために自分たちでコンテストを行ったりしてスキルアップを図っていますよ。
そうした社員の自発性を尊重し、時にはその取り組みを会社がバックアップする文化があるのも事業部としての特徴ですね。その結果として、お客様への提案の質が向上したり、新しいシステムの開発に活かせたりするという成果に繋がっているのです。
社会を守る同志として1人ひとりの個性を大事にしながら、共に成長していく組織でありたいと考えています。
05「他業界での経験」を活かして活躍できる
NTTデータはシステムの会社なので、技術者が即戦力で入って活躍しているのだろうと思われるかもしれませんが、実際はシステム開発経験がないという方も少なくないです。
もちろん、これまで経験してきたIT技術を活かして活躍したいという方も大歓迎ですし、IT経験がなくても我々の事業領域での専門知識やスキルを活かして活躍したい、という方も大歓迎です。
我々は大規模なシステムをお客様の希望通りに形にする、という仕事を強みにしてきました。しかし、時代の変化の中で「DXってどうすればいいのかわからない」というお客様が増えており、お客様や業界のことをより深く理解し、提案するスキルが求められています。
キャリア採用の方とは、これまで経験してきた業界・業種で培った知見から、真にお客様や社会に必要な提案を一緒に考え、具現化していければと思っています。
A word to recruiters

求職者(キャリア採用社員)に向けて
我々には長い歴史の中で培われてきたお客様との信頼関係や高い技術力があります。しかし、その現状に甘んじることなく、時代の流れに合わせて我々自身も変化しアップデートしていかなければなりません。
常に自分自身を磨き、お客様に本当に必要なサービスをご提案・提供し、新たな視点で物事を展開していく、そんな仲間を探しています。
決して会社の色に染まるのではなく、これまでのキャリアの経験や知識を糧にして、組織の中に変化・変革を起こしてほしいですし、皆さんが存分に活躍できるように組織としてしっかりサポートしていきます。
日本の安心な移動と暮らしに貢献する重要なシステムに挑戦したい人を待っています!